サルタリィ・ベンは、競走馬飼料・競走馬サプリメントを通して丈夫な馬づくりを応援しています。
競走馬飼料として多用されているゼラチン、コラーゲンとアミノ酸の補給を目的とした純品100%タイプゼラチンは、 予防医学の素材としても重要な物質です。
運動器(蹄・骨・関節など)の健康に!若馬の成長に!胃腸の健康・疲労回復に!
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第1章・第1話へ

□ 第2章 □

(第1話)運動前後の管理の基本

(第2話)骨疾患とその管理

(第3話)筋・腱・靭帯の疾患と管理

(第4話)年齢別・ライフステージ別運動器管の管理

(第5話)馬の運動器系における検査・診断法について

(第6話)馬の栄養と骨格筋・筋肉管理の基本

(第7話)競技やレース期間中の飼養・栄養管理

(第8話)出走・競技前の飼料給餌について

(第9話)出走・競技後の飼料給餌について注意すべきこと!!

(第10話)強い競走馬・競技馬を目指す時に何が必要か?

(第11話)人馬一体のなかで活躍する馬を作るための提言・纏め

(第7話)競技やレース期間中の飼養・栄養管理


1)飼料給与量と給与回数は馬の胃の小さいことに配慮しよう!!
 @ 馬の胃は小さい(馬8〜15ℓ、牛110〜200ℓ)ので、一度に多量の炭水化物を給餌しないこと
  (穀類などの給餌量を多くしたい場合は、1日当りの給餌回数を多くすること。濃厚飼料を1日5kg以上
  与える時は3回以上均等に分けて給餌すること)。
 A その理由は、胃が小さい←多量の炭水化物の給餌→消化仕切れない炭水化物が大腸に大量蓄積する
  ことになる←大腸には線維を消化する多数の微生物が生息して→蓄積された大量の炭水化物を分解し
  乳酸を生成し→大腸内が酸性に傾く→常在微生物群・菌フローラの悪化を招き→微生物の死滅
  →最終的には疝痛の発症やビタミン合成能の低下を招き体調不良になる。

2)飼料給与量と給与回数
(1)ビタミン合成能の低下した場合に起る主なビタミンとその障害

 ◆【水溶性ビタミン】;
 @ ビタミンB1(チアミン);食欲減退。
 A ビタミンB2(リボフラビン):食欲不振、舌炎、皮膚炎。
 B ナイアシン(ニコチン酸とニコチン酸アミド):成長抑制、皮膚炎。
 C パントテン酸:皮膚炎、脱毛、下痢、脂肪肝、副腎壊死。
 D ビタミンB6(ピリドキシン):食欲減退、口角炎、舌炎、免疫機能低下、貧血。
 E ビオチン:皮膚炎、結膜炎、脱毛、運動失調、脂肪肝;コバス。
 F 葉酸:貧血、白血球減少症。
 G ビタミンB12:貧血、食欲不振、倦怠感。
 H ビタミンB群は、疲労の回復や栄養素の代謝に関与し、馬の大腸で合成されるが利用率は
   低いとされている←商品名 コバス(コラーゲンバランスのとれたビオチン)のような栄養補助・機能食品
   が必要になろう。

(2)牧草の給餌方法について考えよう!!
 @ 馬に繊維質の多い牧草を与えることは、大腸の内部環境を良好な状態に維持するためには必要で、
   栄養素となる。
 A 馬のエネルギー源として牧草繊維の代謝産物が利用されている。
 B 体重100kg当り1〜1.5kgの給餌が望ましい。
 C 給餌方法は、牧草(過度に細かくしないこと)を濃厚飼料とともに与えること→唾液の分泌量を
   増加させる効果(生草給餌の約8倍の耳下腺液の分泌←唾液からカルシウム代謝に関与するホルモンが
   分泌される。

3)運動エネルギーについて考えよう!!
 @ 強い運動の時→多くのエネルギー(車のガソリンに相当する)が必要→胃が小さい→1日に食べられる
   量に限界→消化の良い濃厚飼料を多く給餌することになる←しかしながら馬体に与えるリスクは
   少なくないので要注意。

 A エネルギー過剰→肥満(脚部に負担を及ぼす)←対応:給餌回数を減らさずに量の減、あるいは
   濃厚飼料の量を減らすこと。
 B エネルギー不足→痩せる(スタミナ減)←対応:食欲正常の時は給餌回数の増加、高エネルギーの植物油。
   食欲減退の時は高い嗜好性飼料を与えること。
 C エネルギー源:炭水化物、脂肪、タンパク質であるが、タンパク質はエネルギー源としては好ましくない
 D 炭水化物としては;穀物に多いデンプンと牧草の繊維である。エンバクのデンプンはエネルギー効率高く、
   小腸上部で消化・吸収される(85%)。しかし、トウモロコシのデンプンは小腸で30%と消化・吸収が
   悪く、多くは大腸へ送られ消化障害を起すので注意して与えること。
 E 繊維としては;デンプンに比べて消化が良くないが、チモシーの繊維はビートパルプ繊維よりも少なく
   消化率も悪いので、ビートパルプが優れている。
 F 脂肪(植物油)としては;炭水化物の2倍以上のエネルギーがある。良質な粗飼料(早い時期に
   刈り取られた葉の割合の多い牧草)に脂肪を添加する方法が良い。

左図:放牧中にドサンコ種牡馬のハーレム牝馬達の集合に駆け参じる一コマ
右図:ドサンコ種牡馬とハーレム親子

(1)人のカロリーとしてのタンパク質を参考に!!
(文芸春秋2011-11食べ物は燃料ではない:生物学者;福岡伸一より)
@ 簡単なカロリー計算方法;炭水化物は4キロカロリーを、脂質は9カロリーを、タンパク質は4キロカロリー
  を食べたグラム数に掛ければよい。
A 食べた物の約半分は運動や体温維持や細胞代謝に使われている⇔全てがカロリーになっているわけではない
B 炭水化物(体脂肪や皮下脂肪として蓄えられる)や脂肪は、体に一時的に貯えられるのが⇔炭素(C)
  である。タンパク質(窒素;Nは蓄えられない。
C Nはタンパク質と核酸のDNAやRNAのみに含まれ、⇔生物が生きて行く上でなくてはならない物質で、
  常に体を流れている⇔胚芽ごと食べるのが良い。
D 科学は、疑問のWHY(なぜ)には答えられず、HOW(いかに、どのように)には答えられる⇔科学は万能
  ではない⇔科学を参考に人間自ら考えてHOWを進めるのが賢い。
(2)エネルギーを得ている小腸における栄養の消化と吸収の仕組みを大切に:
@ 小腸で消化・吸収された栄養素は(炭水化物、タンパク質、脂質)、門脈とリンパ管を通じて肝臓をはじめ
  多くの器官に貯えられるが、胃からの食粥(しょくび)の十二指腸通過に伴い、胆汁と膵液が流れ込み、
  消化管ホルモンの作用を受けて小腸粘膜から
吸収されている。
A 馬の小腸障害(疝痛)や駆虫(回虫)寄生は日常の注意事項の一つになる。

左図:CaとPの消化管での主な代謝(分解と吸収)部位模式図
右図:腸結石のゼロラジオグラム:中心部は牧草の穂を核としてミネラルが沈着して形成されている。

4)ミネラルの役割を考えながら給餌を!!
@ ミネラルは、体を作っている物質で、体内のいろいろな機能に関与している。⇔十分摂取させることにより
  健康維持や体力増強に重要であり、むしろ欠乏に問題が大きい。

(1)カルシウムとリン:
@ カルシウムとリンは、体内中ミネラルの70%を占め、その多くは骨と歯と筋肉に存在し、これらの強度や
  神経伝達物質、筋肉収縮、エネルギーに関与している⇔馬にとっては最重要物質の一つである。
A 牧草類にはカルシウムを多く含み、エンバクなどの穀類はリンが多い。
B 競走馬の場合は、給餌中の穀物の割合が多くなるので、カルシウム不足に陥り易い(補給が必要)←リンとの
  バランスに注意。
C カルシウム:リンの飼料中の割合は、約2:1が理想的である。
D カルシウムは小腸で吸収され骨に貯蔵、リンは大腸で吸収され筋肉に貯蔵。
E カルシウム含量では、アルファルファ乾草はリン1に対してカルシウム含量5倍と最も多く、チモシー乾草
  1.9倍、エンバク0.24倍、大豆粕0.47倍、フスマ0.12倍となっていることから、エンバクや大豆粕
  そしてフスマはカルシウムよりもリンの含量の方が多いことになる。

(2)マグネシウム:
@ 体内のマグネシウムの約60%は骨中に存在している。
A 神経興奮抑制や筋肉収縮に関与し、その他に多くの酵素、特にエネルギー代謝を行う関連酵素の活性化に
  必要な補助的な因子のはたらきをしている。

B 競走馬には1日あたり4gが必要。濃厚飼料中、多いのは米ヌカ、ヒマワリ種子、その他にコンブや
  糖蜜
にも多い。

(3)ミネラルの腸内での塊形成(腸結石)について:
@ 小石、毛球、牧草の穂、金属片などを核として飼料や水(香水)に含まれるマグネシウム、リン、カルシウム
  などが核を中心に層状に蓄積した塊を大腸内に形成し、疝痛(結石疝痛)を発症する。

  従って馬に与える水(特に河川や井戸水)の成分を十分検査の上に給水させること。
A アルファルファ乾草、フスマなどのマグネシウム、リン含量の高い飼料の過剰投与を避けること。
B 硬水(井戸水など;水に含まれるカルシウムとマグネシウムの総計が高い水)の給与を避けること。

左図:新宿御苑のバラ。                      右図:英国館に咲いていた花


左図:ダリア(都の光)。                      右図:ダリア(美姫)とトンボ。(神代植物公園にて)

(4)水溶性ビタミンの主な吸収と消化:
@ 水溶性ビタミンは拡散によって速やかに吸収される。脂溶性ビタミン(A、D、E、Kなど)は脂肪と共に吸収し、ビタミンB12は回腸で吸収する。
A 盲腸(1m、25〜30ℓ、18〜24時間滞在)は、ビタミンBグループの合成
B ビタミンB12以外の水溶性ビタミンは体内に蓄積されないので、常に補給が必要である。
C 高濃度の炭水化物飼料→ビタミンB群を増す役目をしている。
(5)銅と亜鉛:(幼駒〜育成期には特に必要)
@ 銅は、関節軟骨の形成や成熟、その他に鉄の吸収、赤血球の造成、活性酸素(スーパーオキシド)の無毒化に作用している。
A 亜鉛は、皮膚や被毛、蹄などの健康維持に作用している。
B 亜鉛と銅は、4:1のバランスを保つことが重要である。
C 銅を多く含む牧草では、開花前の乾草(亜鉛の約1/2を含む)、シロクローバー(亜鉛の1/4)、バヒヤグラス(亜鉛の1/4)など
D 亜鉛を多く含む濃厚飼料は、米ヌカ(銅の11倍を含む)、アマニ粕(銅の6倍)、ヒマワリ種子(銅の26倍)など。
E セレン・ビタミンE:(グルタチオンペルオキシターゼという酵素)。
 *運動により→細胞膜にダメージを与える活性酸素(スーパーオキシド)の発生←セレンは無毒化する
  働きがある。

 *競走馬に利用される飼料中のビタミンE濃度は低いので添加飼料で補う必要あり。
 *セレンの摂取不足→セレンの活性化の低下→細胞や組織の脂質過酸化の増加→筋肉疾患(白筋症など)
  を発症する。
 *セレンを多く含む飼料は、タンパク質飼料の魚粉、ヒマワリ種子、アマニ粕などに多い

(1)セレン欠乏による筋肉疾患(幼駒の白筋症)について:


図:症例馬と骨格筋・肉眼像;
 左上図:ダリア(千秋クジャク)、神代植物公園にて。
 右上図:筋変性症(白筋症)の臀部筋(左右の半腱様筋と半膜様筋)の硬結:
  症例は、雄、サラ。生後1ヵ月後に筋変性症を気付き34日齢で安楽死処置された。
 左下図:半腱様筋の筋変性症
  変性部は白色調を帯び混濁・退色。図右上と同様症例。
 右下図:多発性筋変性・壊死
  右浅胸筋における変性部は退色、混濁・乾燥感(ホルマリン固定後)。その他に中臀筋、左胸椎乳突筋、左大腿二頭筋、左棘上筋、
  左後部背最長筋などの退色・筋変性症。
  起立不能のために起こった筋肉変性と壊死所見である。
  症例は、雄、3歳、下痢(小腸に回虫、大腸に硬口虫、毛様線虫、葉状条虫の濃厚寄生)、起立不能のため四肢や腰部の脱毛が
  見られた。


左側:筋変性症(白筋症)の臀部の肉眼像
 背、腰、臀部の骨格筋の退色、黄色水腫像。症例は生後5日齢、サラブレッド、♂、出生時2〜3時間で狂騒状態となり、ダミーフォール
 を疑い安楽死処置、剖検上は筋変性症と診断された。
右側:白筋症の組織像

上段例:右中臀筋(縦断面)で、正常筋線維間に筋線維の断裂、塊状化、空胞化、筋鞘核の濃縮、変性細胞の集簇。HE染色。
    症例は生後3日、アングロアラブ、♀、生後2日で厩舎ないで起立不能、哺乳困難、全身性筋変性症で斃死。
下段例:左背最長筋(横断面)で、筋線維の大小不同、消失、筋線維間の水腫。症例は2日齢、アングロアラブ、♂、生後2日齢で
    起立不能(筋変性症の疑い)で斃死。

*白筋症や筋変性症にしばしば観察される血管所見:
水腫性粗鬆化した微・小血管から血液成分が漏れ出て筋肉の水腫性変化・浮腫などを発症させている。

左側:白筋症の筋線維変性や水腫部の顕微鏡像でしばしば観察される微小血管の水腫性膨化ならびに内皮細胞の濃縮⇔ビタミンEは細胞膜の
   水分調節に関与していることから、このような最小血管の変化を起こし血液の水成分が漏れ出て、あるいは漏れ出た水成分を
   回収出来ずに、結果として水腫がおこり、筋線維の変性が発生するのであろうと考えている。なお、最小血管の水腫性粗鬆化は
   副腎の球状帯(水分量を調節する部位)で産性されるアルデステロンと言うホルモンの関与もうたがわれている。
右図:新宿御苑のバラ

(7)競走馬にみられた横紋筋融解症の組織像:
@ マンデーモーニング病と言われる疾患で、その多くは馬格の大きな比較的肥満体の馬で、休養後の急激な
  運動により筋線維が断裂・溶解し筋色素が溶解するため赤い尿(筋色素尿)を排尿し、コズミ症状を示す
  筋肉疾患である。

横紋筋融解症のPAM染色組織像で、筋線維は健状横紋筋線維(縦縞の横紋が明らかに形成されている線維)とは対照的に塊状の変性・脱落
ないしは消失、筋内膜間の水腫性拡大が観察される。症例はレースに初出走後の輸送中に本症を発症し、4時間後に斃死。
その間、急性尿症、骨格筋強直、起立不能、37.3〜38.9℃、発汗、PCV値、CPK値ともに高値。既往症に約4ヵ月前の輸送直後に本症を
発症の経歴があった。
この病は短期間の栄養過多と急激な運動により発症し、筋線維の破壊により筋肉色素が尿中に排出され赤い尿となったのである。

(8)タイイングアップ・シンドローム(スクミ)について:
@ 濃厚飼料を過剰給餌後の休養、その後の急激な運動で→発汗、震顫、腰部筋の触診痛、血尿の発症→主にU型
  筋線維(白筋・速筋)の障害で起こっている

A 過度の発汗運動量、気候条件で変わるが、電解質の損失が起こっているので注意を。
B 性、年齢⇔若い牝馬で発症率が高い。
C 炭水化物の代謝異常・筋肉の異常・遺伝的要因が挙げられているので注目
D 穀類給餌量を減らし、牧草を多く与えること
E エネルギー源の一部を脂肪由来のものとすること
F 飼料中のビタミンB群を補給すること
G 休養後の運動に細心の注意をすること

5)汗っかきな馬の水と電解質について
(1)競走馬・競技馬の発汗:
@ 馬は運動により→グリコーゲンの消費→運動エネルギーと熱の発生←体の機能を正常に保つために→皮膚・
  発汗や肺・呼吸→体内に発生したエネルギー・熱を体外へ放出して体温調節を行っている
A 競走馬1日あたりの汗の量→5〜10ℓ→汗には水分のみならず多くの電解質を含んでいる。
B 馬の体の65%を占める水分は栄養素・エネルギーや老廃物の輸送の役割をしている。
C 体内水分の12〜15%を失うと→死に至る⇔安静時には1日あたり15〜30?の水が必要である。
D トレーニング時は汗の消失状態からして、通常の1.5〜3倍の水分が必要である。更に暑いときは発汗量の
  増加から、給水も増やす必要がある。
(2)競走馬の電解質と運動量:
@ 電解質とは、水に溶けている(イオンとして)ミネラルを言うが、主にナトリウム、カリウム、
  塩素などである。
A 電解質の働きは、体内の浸透圧調節、酸塩基平衡の維持で、運動強度により1日当りの必要量がある←特に
  安静時にはカリウムが、軽度の運動時にはカリウムや塩素が、中度の運動時にはナトリウム、カリウムは
  勿論のこと塩素を多く必要とする⇔この必要物質を十分理解して馬を管理すること。
B 摂取不足は、体調の不良(食欲不振)、筋肉疾患(マンデーモーニング病、筋疲労)等を発症する。
C カリウムの多い飼料は、アルファルファ、イタリアングラス、エンバク、アカクローバー、トールフェスク
  などの生草、その他にコンブなどである。
D ナトリウムの多い飼料は、食塩、その他に骨粉、魚粉、糖蜜、米ヌカなどである。
E 塩素の多い飼料は、塩素その他にアマニ粕などである。

6)体調や運動に必須なビタミンについて
@ ビタミンは、身体の代謝に不可欠で、運動のために必要な栄養素である←むしろ欠乏・不足に注意

上高地:古池の朝

(1)競走馬・競技馬に必要な主なビタミンの機能、欠乏、主な飼料
@ ビタミンA:
 機能;視覚や皮膚の維持。
 欠乏;夜盲症など。
 飼料;生草、トウモロコシ。
A ビタミンD:
 機能;カルシウムの吸収促進、骨の構造維持。
 欠乏;骨疾患など。
 飼料;天日乾草した牧草。
B ビタミンE:(運動をする競走馬や乗用馬に特に必要)
 機能;細胞膜構造保護、正常な筋肉代謝の維持。
 欠乏;筋萎縮・筋変性症など。
 飼料;牧草生草、植物油。
C ビタミンK:
 機能;血液凝固因子の合成、骨代謝。
 欠乏;骨形成不全など。
 飼料;腸内細菌で合成される。
D ビタミンB1(特に競走馬や乗用馬に必要)
 機能;エネルギー代謝、健常な神経組織維持。
 欠乏;筋肉衰弱など。
 飼料;酵母、腸内細菌により合成される。
E ビタミンB2(特に競走馬や乗用馬に必要)
 機能;エネルギー代謝、神経系維持。
 欠乏;食欲不振など。
 飼料;酵母、腸内細菌により合成される。




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